2004.2.13 初めましての言葉に代えて

ホームページを作ろうと思い立ったのは何も最近のことではない。
実はこれを作る前にも1度同じ内容のものを作ったことがあるのだが誰にもアドレスを教えずに終わった。
そのホームページはコンテンツの更新もしないまま、かれこれ1年以上もまだ置きっぱなしである。誰にも公開していないので、訪れる人もなく、掲示板もカウンターもさみしいままだ。

何故そうなってしまったか。理由は簡単、自分で作ったデザインがなかなか気に入らず、デザインの変更ばかりしていて肝心のコンテンツがなかなか増えていかないのだ。技術がないのだからしょうがないのだけれど、凝り性もほどほどにしないと全ては「絵に描いたモチ」で終わってしまう。アタマの中ではみな大作家、というやつだ。

もちろん、よそ様のHPも気になる。素敵なHPに出会うと自分のサイトが急につまらないものに思えてきて、また構成を変えたくなってしまう。特にガーデニングが好きな方のホームページは美しいものが多くてため息が出る。でも、素敵なHPというのはデザインや写真の美しさだけではなくて、わかりやすく、内容が充実していて、その人のこだわりや個性やうったえたいことが明確にストレートに伝わってくるもの。ここが肝心、私は一体何を書きたいのだろう!

・・・・などと悩み始めるとまた先へ進まなくなるので、とりあえず今一番の趣味としているガーデニングの記録をつづっていけばいいじゃないかと自分を納得させる。人様に自慢できるようなたいそうな庭があるわけでも、変わった植物のコレクションがあるわけでも、立派なDIY作品があるわけでもないけれど、後で自分を振り返る材料を作っておくだけでもいいかもしれない。誰の参考になるわけでなくても、逆に誰かからうれしいアドバイスをいただけるかもしれない。
そう思ったらちょっと楽しい気分になってきた。単純である。

 

植物はまったなしで生長を続ける。季節がめぐるのもまったなしだ。私は週末ガーデナーなので、追われるように、毎週毎週植えたり抜いたり剪定したり消毒したり・・・・。ふと思ったりする。私はこの庭で楽しんでいるだろうか、育てているこの子たちの顔を、成長ぶりを、ちゃんと見てあげているのだろうか(なぜか母親の気分)。
HPに記録を書く、この行為によって、今まで見逃してきたものが見えてくるかもしれないな〜、なんて思っている。