2004.3.18 うさぎのアイちゃん

あれ?名前が違うんじゃないの??
とお気づきのかたもいらっしゃるかもしれない。そう、我が家のお坊ちゃまの名前はプーである。
アイちゃんというのは妹の飼っているうさぎで、プースケのお母さんなのだ。

プースケは3兄弟。アイちゃんの茶色い毛を受け継いだのがプー。顔つきもなんとなく似ている。
毛が真っ白でふわふわ具合がそっくりなのがウシ。生まれた時に牛に似ていたのだそうだが、ちょっとかわいそうなネーミングだ。(ズッキィがつけたのではないゾ)
それから、どちらかというとお父さんに似て毛の短いのがタマ。かなりなやんちゃ坊主だった。

ズッキィには妹が二人いて、妹たちは二人とも生活がうさぎを中心にして回っていると言っても過言ではないほどうさぎたちを可愛がっている。アイちゃんは妹の家にいたうさぎで、このうさぎファミリーの中でプースケだけが我が家に養子に来た。プースケの話は改めて書くとして、今回はお母さんのアイの悲しい出来事を書きたいと思う。

アイちゃんは先日、天国に召された。
もし興味があれば詳しくは妹のHPを見ていただければ良いと思うが(モモFamily♪)、ある手術を受けて、そのまま目を覚ますことなく逝ってしまったのだった。
プースケは我が家の家族の一員だから、その身内が亡くなってしまったと思うことはやっぱり悲しい。日ごろガーデニングなぞしていると生命力の力強さと強靭さに驚かされることが多いが、同時にそのはかなさにも胸がつまる。人間が手をかけて育てているものというのは、少し、自然の中の生存競争から守られていると同時に、逆に言えば人が手をかけてあげないと生きていけない生物たち、とも言えるかもしれない。妹がどれほどたくさんの愛情をアイちゃんに与えていたことか!でもアイちゃんは妹の愛情からすり抜けて逝ってしまった。人は、自然ほど過酷ではないが神のように万能でもない。アイちゃんの死は運命だったとしかいいようがない。

仕事を終えて帰宅して、お留守番のプースケに声をかける。「今日は悲しい報告があるのよ。お母さんのアイちゃんがね、死んじゃったんだって・・。」
プーは、「知っていたよ。そんなことはとっくに知っていたよ。」とでも言うように、澄んだ目でこちらをじっと見ている。
いつもならエサよこせコールで大騒ぎなくせに。
ふとプーの目に目ヤニが付いているのに気付く。泣いていたのかな・・。

 

アイちゃん、安らかにおやすみなさい・・・